2007年7月31日火曜日

アウトリーチの重要性

休日には、近所の喫茶店でモーニングをとり、午前中ずっと本を読んでいる。

その帰りのこと。
司馬遼太郎の小説を読み終わり、温かい余韻に浸りながら「がんばろ」などと自分に気合いを入れつつ道端を歩いていると、民家から兄弟らしき子ども二人が飛び出してきた。 ぶつかりそうになり、「うおっ!?」と驚愕し、何事かと目を見開いていると、兄ちゃんらしいほうが突如叫び始めた。

「カクジッケン!核実験!!」

軽い偏頭痛を覚えたのも束の間、弟らしい坊主が、

「ワーイ!ワーイ!」

間髪いれず、兄ちゃんのほうが、

「今からここで核実験だ!開始だ!」

「ワーイ!ジッケンだー!」

もう少し離れたところでやってくれないかな。
これから洗濯物干すんだから。

2007年7月19日木曜日

別の視点からみた豚まん

その段ボール紙の材料が豚肉ならば特に問題はないと思料。












2007年7月11日水曜日

無邪気さ-疲労回復、滋養強壮-

毎朝毎朝、西武池袋線富士見台駅発(新木場行)×時△分に乗る。
なんの変哲もない、吊り広告だけが変化していく車内。
自らの精神状態のぶれと同じくらい、カーブで大きく揺られながら職場に赴く。


ほぼ毎日、同じ場所で同じ光景が繰り返されており、その現場に毎度立ち会っている。
ある2名の乗客が新桜台駅で下車する。 お子ちゃま1名。男の子か女の子か見分けられない。
背丈はちっこくて丸っこい。つばのある黄色い帽子。どこかの幼稚園のものと思われる水色基調の制服。
それに母親と思われる女性。

お子ちゃまはホームに降りた後、くるりと電車の方に振り返る。
まだまだ乗車し続ける父親と思われる人に向かって、無邪気さ丸出しの甲高い声で「バイバーイ、バイバーイ」と手を振りながら叫び始める。 軽く苦笑しつつも、お子ちゃまと手をつなぎながら様子を見守る母親。

「プシュー!」

なぜであろうか、電車の扉が閉まって動き出すまでの数秒間は、音というものが存在しなくなったのかと思うくらい車内が静まりかえっている。そんな車内に、ホームからお子ちゃまの声が響く。

電車が動き出して次第に速度を上げていく。
「バイバーイ、バイバーイ」という声が段々と小さくなっていく。

お子ちゃまの手を振っている姿が小さくなっていく。
そして、声は聞こえなくなり、姿も見えなくなる。

これがほぼ毎日繰り返されている光景だ。

個人的な推測では、あの電車に乗っている客の8割方は、お子ちゃまの声によって毎日ほのぼのしているはずだ。
タウリンが5キログラムは含まれている気がする。
また、ほのぼの気味の乗客は、心のなかで「いってきまーす」と返答しているに違いない。 言うまでもなく、私もその一人。

いつまでその無邪気でかわいい声を聞くことができるのだろう。
あのお子ちゃまのためにも、楽しい日本(地球でも可)をつくらねば。やっぱ文化交流だな。

・・・と意気込むおっちゃんになってしまったんだなあと我にかえる。本年で30歳か。
いやいや、余の辞書には「おっちゃん」などという文字は・・・・・、辞書がない!