2007年5月15日火曜日

棚卸し

モラル・ハラスメントに関する本を読む。

略して「モラハラ」。

他人攻撃の一形態であり、セクハラ、パワハラ等を包含する。
他人に対して、執拗に精神的攻撃(漠然と怒る、嫌味を言う、根拠の曖昧なレイベリング、延々と無駄話を聞かせて時間を奪う等)を継続的に行う。
さらに、モラハラを行う者の存在は、組織にとって害毒であるとのこと。

そうですか。

著者曰く、
―モラル・ハラスメントを行う者は、他人を見下すことで有能感を得るのであり、変質的な自己愛者が多いのが特徴―。

おやおや。変質的ですか。

が、人間だもの。オリーブ山で誰が最初に石を投げられようか。
オセロの石のように、白に囲まれれば白になり、黒に囲まれれば黒になる。 自分が加害者か被害者かは時と場所と場合にもよるものだ。 そういえば、オセロを発明したのは日本人(ツクダ・オリジナルだったか何だったか・・・)と小学生のときに何かで読んだが真実か。

さはさりながら、某国のように、職場における銃乱射で流れ弾にあたってしまうことがないように祈りつつ、他山の石以て玉を攻み、自制することとする。 モラハラリアンに同情する義理も別になかろう。

さて、今月のNHKビジネス英会話のテーマの一つは、(職場における)Stress Controlだ。 満員電車の中で揺られながら、リスニングでもやるかとiPODを鞄から取り出した。

20秒も聞かないうちに、充電切れになった。

・・・。初夏の蒸し暑い地下鉄の中では、誰もが黒になる。